V60の美味しい淹れ方

皆さん、こんにちは、MAKOTOです。

先日Pouroverについて少し書きましたが、今日はより細かくV60の淹れ方についてご説明致します。InstagramのIGTVに映像を載せているので、映像も見ながら確認頂くとよりわかりやすいかと思います!!

淹れ方は人それぞれですが、V60の抽出はレシピや注ぎ方次第でがらりと違うフレーバーや風味となってしまいます。つい先日まで美味しかったのに、今日は味が全然違う!という経験がある方も多いのではないでしょうか?

 

 

味を安定させることは簡単ではないですし、すごくセンシティブで難しいな、と感じることもあるかもしれませんが、Barista MapのV60の淹れ方とレシピを参考に淹れてみてください。基本的にどなたでもお家で上手に抽出できるようになれます!!

 

 

まず必要な器具について簡単にご説明いたします。

V60ドリッパー、ペーパーフィルター、タイマー、ハンドグラインダー(※自動でも構いません)、温度調節付きケトル、サーバーもしくはマグカップをご用意ください。

コーヒー豆は、12gご用意頂き、細~中挽き程度に挽いてください。とても大事な湯温ですが、今日は90℃で淹れております。湯温も微調整が必要になることもありますが、90℃はわりと安定した抽出をしやすい温度です。

 

まずは、ドリッパーにペーパーフィルターをセットし、湯煎をして紙の匂いを飛ばします。これはドリッパーとサーバーを温めてコーヒーがすぐに冷めてしまうのを防ぐ効果もあります。特にメタルや、分厚い素材のセラミック等でできているドリッパーは、なるべく温めてから注ぐように心掛けてください。これをしておかないとコーヒーが冷めやすいだけでなく、嫌な酸味が出やすくなってしまいます。

ドリッパーと、サーバーをスケールに乗せ、0表示にします。目視で淹れる方もいますが、必ずスケールとタイマーをご使用ください。これをする理由は、注ぐお湯の重さを正確に測れるようにするだけでなく、レシピ通りに常に淹れれるようにする為です。また、コーヒーの抽出時間が早い遅いの判断ができるので、すぐに豆の挽き具合の調整をすることができます。

12gのコーヒーに対し、200gのお湯で抽出していきます。お湯は三回に分けて注ぎますが、お湯の重さに対して、20%(40ml)⇒20%(40ml)⇒60%(120ml)というように注いでいきます。仮に2杯分を作るとしたら、16.5gのコーヒーに対し、250gのお湯で、20%(50ml)⇒20%(50ml)⇒60%(150ml)というレシピをオススメ致します。

少し難しいかもしれませんが、最初の注ぎでコーヒーの成分を抽出し、その後の注ぎでコーヒーのフレーバーを調整し、最後の注ぎでコーヒーの濃さを調整するイメージです。

 

タイマーをスタートさせると同時にお湯を40g優しくゆっくり真ん中に注ぎ、蒸らしを行います。この時はドリッパーの側面には注がずに真ん中を中心にコーヒー全体にお湯をかけます。

 

30秒蒸らし、表面が沈み始めたら、再度お湯をゆっくり真ん中に注いでいきます。80gまで注ぎ、1分までコーヒーの成分を引き出します。

 

1分から三回目の注ぎをし始め、200gまで注ぎます。注ぎ終えた後に、ドリッパーを持ち上げ軽く回します。これは側面についた粉が最後までお湯と触れている状態にする為です。

 

お湯が落ち切るまで2分10秒から30秒が目安です。これが2分を切っていたり、また3分近くかかってしまった場合は、挽き目を調整する必要があります。レシピの調整の順番としては、①挽き目②湯温③粉の量④お湯の量⑤注ぐ回数、の5つがありますが、オススメは①と②のどちらかを調整してみることです。一度に色々変えてしまうとどこをどうしたら良いかわからなくなるのでお気を付けください。

 

基本的な淹れ方をご説明いたしましたが、分かりやすかったでしょうか?抽出の方法やレシピの調整についてもっと理解を深めたい方、オンラインクラスも随時開催しておりますので、是非気軽にご連絡ください。

それでは今日も素敵な夜をお過ごしください!!! 


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