コーヒーに合う水とは?

皆さん、こんばんは、MAKOTOです。

今日は水についてです。美味しいコーヒーを作るのに、どんなお水を使って抽出するかはとても大事なことです。結論から申し上げますと、「軟水」を使って抽出するとコーヒー本来の味を最も感じることができ、口当たり良く滑らかに飲むことができます。

 

 

もしかしたら学生時代の理科の授業で習った方もいらっしゃるかもしれませんが、水にはミネラルが含まれており、ミネラルの主成分は「カルシウム」と「マグネシウム」でできております。水のペットボトルに必ず記載されている「硬度」とは、カルシウムイオンとマグネシウムイオンの質量を、「炭酸カルシウム」の質量に換算したものです。 

 水の硬度は大きく3種類あります。

 

 

軟水(0~100㎎/L)

中軟水(100~300㎎/L)

硬水(300㎎/L)

あまりお水の硬度を気にして飲むことはないかもしれませんが、是非ご自身の地域の硬度を一度確認してみてください。ミネラルが多く含まれていればいるほど、口当たりが重くざらついたコーヒーが抽出されます。

 

先ほど書いた通り、ミネラルの少ない軟水が一番コーヒー豆本来の味をわかりやすく引き出してくれます。飲んだ瞬間にすっきり舌に乗るので、口当たりもまろやかになりやすいですし、雑味が少なく飲んだ後のドライ加減も少なくできます。

軟水~硬水の順にミネラルが増えていき、エビアンのような300㎎を越えている硬度の水で抽出すると、苦く、重たい飲み心地になってしまいます。一度飲み比べてみるとその違いが如実にわかるので試してみてください!ヨーロッパに住んだことがあれば、ご存知かもしれませんが、ヨーロッパのお水は硬水が多く、そのまま水道水で抽出すると必然的に苦味や雑味の強調されたコーヒーに仕上がることが多いです。その強い苦味を消すために砂糖や生クリームをコーヒーと混ぜて飲むのが一般的になっているようです。

少しわかりにくいかもしれませんが、コンビニのお水を幾つか買って飲み比べてみるといかにお水の硬度が味に影響しているか理解できると思います。

私たちのBrewersクラスでは、焙煎したての豆をカッピングするところから始まり、異なる水で抽出したものを、大会などでも実際に使われているスコアシートを使って、評価する練習もしております。ただ抽出するだけでなく、なぜその味になるのか、どうすれば味を改善できるかを体験しながら学べます。

 

 

是非気軽にお問い合わせください!

 


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