ケニア キクユレッド AA
雄大な自然の中、多様な民族が暮らすケニア。
国土は日本の1.5倍ほどの広さで、その大部分が1,100以上の高地になっています。
また、東アフリカ最大の港、モンバザ港では東アフリカ諸国の玄関口として、地域経済の中心的役割を担っています。
1893年にフランス人の宣教師によって、レユニオン島のコーヒーが初めてケニア国内に持ち込まれました。
当時は、ナイロビ近郊の協会がその敷地にコーヒーを植えて育てたのが始まりだと言われ、1896年に初収穫を迎えています。
ケニアでは世界の他の国々よりも最も早くコーヒーの研究財団を立ち上げて、世界で最初のコーヒー研究機関を作り最先端の農業技術を研究しています。
そのおかげもあり、ケニアのコーヒー豆のクオリティは今でも安定した生産量と品質を保ち、素晴らしいコーヒーを世界に届けています。
今回僕たちが取り扱っている、「ケニア キクユレッド AA」は、ケニアの首都ナイロビから、北へ200kmのところにあるケニア山南部に広がる豊かな自然の中で小規模農家さんたちの手によって、丁寧に栽培されています。
「キクユ」の意味は、この地区に住む民族「キクユ族」に由来しており、このコーヒーが栽培されている土地の美しく深い赤色をした火山灰性土壌は「キクユ」と呼ばれているそうです。
昼夜の寒暖差の激しい気候条件なども含め、コーヒー栽培に適した土壌としてもしられており、その土地でとれるコーヒーは引き締まった素晴らしい風味をもっていることでも有名です。
さらに、完熟したコーヒーチェリーだけが手作業で収穫されており、厳しいチェックのもと、良質なコーヒーだけがこの土地のコーヒーとして生産されています。
またケニアでは、チェリーの収穫、パルパーによる果肉の除去、ミューシレージを除去するための発酵槽での発酵のあと、伝統的に、ソーキングといって、ミューシレージを除去した後のコーヒーを一定時間きれいな水に漬けてから乾燥させるという作業を行っています。
これにより、コーヒーの味わいがよりクリーンになり、フルーツのような豊かな酸味や甘さがよりはっきりと味わうことができるといわれています。
この「ケニア キクユレッド AA」もブラッドオレンジなど、柑橘系のジューシーなフレーバーやチョコレートのような風味なども感じられ、素晴らしいコーヒーに仕上がっております!
赤い大地が作り出す、力強くジューシーな風味をぜひお楽しみください。